新潟県では、建売住宅よりも注文住宅が圧倒的に多い

新潟県は、11月から3月の冬季に降水量のピークが来る極寒の日本海気候だけでなく、シベリア高気圧から流れ込む寒気が日本海寒気団収束帯の影響で積雪量が多い地域です。寒さや雪に対する気構えだけでなく、住宅も地域地域に合ったスタイルや工夫が必要不可欠な地域です。住宅金融支援機構フラット35の利用者数の割合は、建売住宅の約6割強に対して注文住宅のが割合が約4割弱となっており、建売住宅の方が建築の総費用が1、000万円以上安いとされています。新潟県は、全国で約6割強を占める建売住宅が1割にも満たない特徴があり、注文住宅が約9割を占めている状況です。

新潟県は、日本海機構に日本海寒気団収束帯の影響で雪が多い事から屋根の傾きを急勾配にした落雪式住宅を建築している事が多く、大手ハウスメーカーの企画型注文住宅では対応しきれない地域もあるのが背景です。落雪式住宅は、春が来るまで雪に埋もれてしまうので頑丈なコンクリート造で建築され、2階と3階部分には太い柱をより多く使用すると共に断熱効果の高い厚い壁を施工しているので注文住宅でないと対応しきれません。新潟県の注文住宅では、雪おろしの回数を省ける耐雪式住宅や屋根を解かす融雪式住宅などもあり、施主の考え方によって住宅の有り様が大きく異なっています。また、新潟県は、東京都や大阪府などの大都市圏に比べて平均延床面積が約2割前後大きく建築している傾向が見られ、折角建築するならこだわった大きな自宅と言う思いがあるようです。

関連記事

コメントする

Hey, so you decided to leave a comment! That's great. Just fill in the required fields and hit submit. Note that your comment will need to be reviewed before its published.